4件のコメント

  1. 僕も巻さんの度胸と機転には常々敬服しておりました。また林次郎さんの金言に関しても密かに内に秘めて実行しております。
    周蔵さんの周囲には、周蔵さんに負けず劣らずの人士が控え、サポートしていたことを改めて実感いたしました。
    周蔵手記を洞察し、世に出した落合莞爾先生の本当の評価は、100年ぐらいの時間を要するかもしれませんが、リアルタイムで読むことができる自分は本当に運が良いです。

  2. ○○氏の、素晴らしい内容の感想を読ませて頂き、感服致しました。私も吉薗林次郎氏、巻さんに関して、○○氏と全く同感であります。
    この時代の日本人と比べると戦後GHQの日本人弱体化政策の影響が大きいとはいえ、自分も含め、現在の日本人の劣化ぶり、幼稚さに恥じ入るばかりです。
    吉薗周蔵手記は第一級の歴史的資料であるのみならず、そこに記された様々な実在の人物達の人生模様から、「逝きし日の面影」のような、かつての日本人の在り様、人生の機微を伺い知ることの出来る優れたノンフィクションです。
    大河ドラマとか、映画化したら相当面白いと思います。いつか観てみたいですね!

  3.  読者からの来信に感じて

    紀州文化振興会 落合莞爾先生

     本日 落合先生よりご紹介賜りました「京都皇統と東京皇室の極秘関係」を確かに受領いたしました。こちらの書店システムはアマゾンより手軽に発注できまして、発送完了メールが届くのでとても有り難いです。
     先日の第6巻はあと少しで読了できる予定です。「落合・吉薗秘史」はアマゾンからのおすすめメールの届くままに注文し全く順不同に購入していましたので、このあとは全巻通読に入ろうと考えておりましたが先にこちらの書籍を読むことと致します。私は以前から落合先生の書籍はすべてが勉強になるものと考えまして、前回のメールへも記しましたが、自分の無学ゆえに知らない字は読みを漢字辞典で調べながら読書しております。勉強させて頂きながら落合先生の著わされるたいへんに格調高い文章をほれぼれとして読み進めております。
     読後の感想などを書かなければいけないと考えているのですが、私は歴史についても国語同様にまったく基礎知識が乏しく、他の皆様のコメントにあるような気の利いたことは何も書くことができません。そもそもそのような席などはなく、ただ落合先生のお説を伏して拝聴するのみと考えております。
     歴史的な事象とはあまり関係なく恐縮なのですが、一つだけ感じることを書かせてください。それは吉薗周蔵氏と彼を取り巻く当時の人々の話した内容です。著名な軍人であればともかく、特に無名の、本来であれば名前もその発言の内容も現代の私共が知ることなど無かったはずの人たちの発言です。
     周蔵氏が手記に記録したものを発掘し、解読解説をなされた落合先生の事績は素晴らしいと思います。
     私は特に周蔵氏が「親父殿」と呼んでいる林次郎、そして会計経理担当で後に配偶者となる巻さん、の語った内容には、後日のためマーカーで線を引いて感じ入りながら繰返し読んでいます。
     林次郎氏の発言は、まさにこれこそ親父殿の金言といえるような言葉が多く、私のこれからの人生でも指針として役立たせてもらえるであろうと考えます。
     そして「巻さん」ですが、この当時二十歳位の女性とのことですが、その折々での機微に触れたこれらの発言は、それまでにどのような苦労や言い表せぬ艱難辛苦を経てきたうえでの賜物であるのか、と胸に来るものがあります。
     さらに佐伯絵画を通しての美術への見識、また会計責任者として周蔵氏が他の経営者と共同出資する会社から受ける役員報酬額、出資に対する配当金、出資の返還などについて周蔵氏へ助言をするあたりなど、誠に敬服することばかりです。
     私は昭和36年生まれの現在61歳で当時の巻さんの3倍もの年をとっていながら気の利いたことなど何も言えずただ恥じ入るばかりです。
     最後に毎朝毎晩のウクライナでのニュースに関連したことで、浅学の自分にも深く考えさせられた軍人の言葉がありました。それはちょうど今年の3月頃に秘史の第9巻を読んでいたのですが、第9巻第九章(207ページ)に周蔵氏が上原勇作閣下の言葉を回想するくだりがありました。
     周蔵手記の上原閣下のことばを読み、そしてそれの落合先生によります読み下しと解説文を、数回噛みしめながら読み、真の勉強をさせて頂きました。
     深く考えさせられました。周蔵氏や巻さんはなんと仰るか、聞いてみたいと思います。これからも勉強させてください。
     書籍受領のメールが長文になりまして誠に申し訳ございません。
    落合莞爾先生どうかお元気にお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
     
      〇〇〇〇(名を秘す) 
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    このお手紙は、読者から今朝頂いたものです。その内容と立派な文体に感動いたしまして、読者諸氏の御目にかけたく存じます。他人の親書を無断で公開することは無思慮の極みと知りつつ、感動の余り、他の読者にもお見せしたくて、ここへ掲げました。
    ○○さん、無礼をお許しください。ここに掲げることについてあらかじめ貴兄のご了解を得なかったのは、お手紙の文章から感じ取られる貴兄の謙虚な心からして、きっと辞退されると思ったからです。
    不肖は、この手紙で最良の読者の一人と出会いました。〇〇さんは「周蔵手記」の真価を実に正確に表現してくれました。この事は不肖の最も欣快とする処です。
    拙著は、特に「周蔵手記」に関しては、あるいは煩雑とのそしりを受けるもしれませぬが、ひとたびその真価を感得した不肖は、その一語一語を忽せにすることならずと考え、解読ならびに解説してきましたので、時には、難しいと言われながらも読んでくださる読者諸兄姉には、日ごろから感謝のほかありません。
    その苦労が報われたことを告げて下さったのがこのお手紙です。
    ○○さん、本当にありがとうございます。

       令和四年五月二十日      落合莞爾

  4. 活躍する國體参謀

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